「プロのデザイナーが作っているデザインを見て勉強したい…」
「海外のデザイナーが作っている作品を実際に見てみたい」
日本でもギャラリーサイトやPintarest、instagram、BehanceなどのSNSを利用することでプロのデザイナーの作品を見ることができますが、その他にもチェックしておくべきサービスとしてお勧めしたいのが「Dribbble(ドリブル)」。
日本ではあまり馴染みがありませんが、デザイナーがポートフォリオや自己宣伝のために活用するプラットフォームとして世界中で人気のサービスです。
デザイナー同士が仲間を見つけるためのコミュニティサイトとして使用されています。
海外ではadobeの提供しているSNS「Behance」も人気ですが、Behanceがモーショングラフィックスやイラストなど広範囲のクリエイターに活用されているのに対し、Dribbbleはデザイナー向けに重きを置いています。
海外の最新のデザインやトレンドを知ることは、日々のデザインスキル向上の役に立つので、サイトを閲覧することもおすすめです。
今回はこの「Dribbble」について使い方やその魅力をご紹介します。
目次
Dribbble(ドリブル)」とは?

「dribble(ドリブル)」は、2009年にスタートしたアメリカのサービスです。
作品を見てデザイナーに仕事の依頼をしたり、求人情報を掲載することが可能であり、ビジネスの場として活用されています。
日本語に対応していないので英語表示になりますが、英語スキルが高くなくても使用できます。
dribbleはその名前の通り、バスケットボールがテーマになっているサービスです。
サービス内ではShot、Player、Pebound、Draftといったバスケットボール関連の用語が使用されています。遊び心があって面白いですよね。
dribbleは招待されないと使用できない?無料でも閲覧は可能!
dribbleにある作品を閲覧するだけであれば招待は必要ありませんし、無料で使用できます。
デザイナーとしてdribbleに作品を公開したい場合は、既に作品を公開しているデザイナー(Player)から招待(Draft)される必要があります。
この制度があるため敷居が高く感じますが、dribbleに投稿されている作品のどれも高クオリティなのはまさにこのルールがあるためと言われています。
さらに、デザイナーには無料(Basic)プランと有料(Pro)プランが用意されています。
わざわざ有料プランにすることでどのような利点があるのか?
実まとめましたので参考にしてください。
dribbleの有料プランに登録すると以下のことができるようになります。(一例です)
- 添付資料のアップロード
- プロジェクトの作成
- 作品の販売
- 問い合わせ
- 広告非表示
詳細はこちらをご覧ください(英語サイトです)→Dribbble – Discover the World’s Top Designers & Creative Professionals
dribbbleの使い方
dribbbleにはPlayerと呼ばれるデザイナーが、ショットと呼ばれるスクリーンショットを日々作品をアップロードしています。
個人で利用することもできますし、広告代理店の場合はチームでアカウントを作成することも可能です。
以前までは「ショットは400×300ピクセルに限る」という制限がありましたが、最近はそのルールが廃止され、最大10MBまでのサイズの作品を投稿できるようになりました。
まずは無料登録
「dribble(ドリブル)」のサイトにアクセス、その後右上にあるピンクのボタン「Sign up」をクリックします。

メールアドレスとパスワードを入力して登録もできますが、Googleアカウントでそのまま登録できます。

メールアドレス、パスワード、名前を登録するとアカウントの設定画面になります。
まずは写真を設定し、あなたの所在地について入力します。

続いてdribbleの使用目的を選びます。
左から、「作品を投稿したいデザイナー」「デザイナーを雇いたい依頼主」「デザインをみたいユーザー」となっているので、ただ作品を見てインスピレーションを得たいという人は一番右を選びましょう。
複数選択することもできます。

これで登録は完了です!
作品を自由に閲覧できるようになりました。
いろんな方法で作品を検索してみる
それでは実際にdribbleに投稿されている作品を閲覧してみましょう。
パソコンでdribbleにログインすると、真ん中に下図のようなメニューが表示されます。それぞれのデザインがカテゴライズされているので木になるものをクリックしましょう。

右側にある「Filters」をクリックすると下図のような画面が出てくるので、それぞれタグや配色から投稿を探すこともできます。

また、左上に「explore」とあるのでここにマウスを載せてみると、以下のようなメニューが開きます。

左から「Shots」「Top Designers」「Blog」「Playoffs」とあります。
- Shots…デザイナーが投稿した作品
- Top Designers…dribble上で上位のデザイナーが一覧で見れます
- Blog…デザイナーへのインタビューなどブログが読めます
- Playoffs…複数のデザイナーが投稿している作品を見れます。プロジェクトのようなものと捉えて良いです
個別のショットを閲覧していると、以下のようにタグやカラーが設定されています。
こちらはそれぞれクリックできるようになっているので、気になるテーマや類似している配色のデザインを探したいときに便利です。

デザイナーとしてinvite (招待)される方法
閲覧だけじゃなく、作品を投稿したい!という方へ、dribbbleへ招待してもらうヒントをご紹介します。
知り合いのデザイナー(Player)にお願いする
一番手っ取り早いのがこちらの方法。
実際にdribbbleに既にプレイヤーとして登録しているデザイナーが身近にいるであれば、招待してもらえるか聞いてみましょう。
dribbble上で探してみる
dribbble上にある検索機能を使って招待してくれるデザイナーを探します。
dribbble上で招待してくれるデザイナーを探す場合は「Popular」ではなく、「Recent」でソートすることをお勧めします。
右上にある検索窓に「Dribbble Invite Giveaway」と検索します。

招待チケットを持っているデザイナーが、誰かを招待するために投稿しているショットが出てきます。詳細を見ると招待の条件などが書いてあるので、内容に従って招待されるかどうかチャレンジしてみてください。
検索窓ではなくタグを使って探す方法もあります。
画面右上にある「Filters」をクリックするとタグ検索できる窓が表示されるので、そちらに「invite」や「dribbble invite」などの関連タグを検索します。
最近の投稿から「shot」を検索します。ヒットしたデザイナーが招待される方法を教えてくれる場合があります。
twitterのハッシュタグで探してみる
twitter上で「#invite」「#dribbble invite」「#dribbble」などのハッシュタグで検索してみましょう。招待してくれるつながりを見つけられるかもしれません。
インターネットで探してみる
インターネットで「dribbble invit」など関連用語で検索すると、招待してくれるデザイナーを発見できる可能性があります。この場合、海外のサイトも閲覧できるような状態にしてから検索しないと、海外のデザイナーを見るけることできません。
まとめ
日本では馴染みのない「dribbble」ですが、リアルタイムで世界中のデザイナーが作品を投稿しているので、見ているだけでも勉強になります。
デザイナーであれば、世界のデザインのトレンドを掴んでおきたいものですよね。
日本ではまだ活用している方が少ないので、ドリブルに投稿してみた!実際にドリブルに投稿しているよ!というデザイナーの方がいたら、ぜひ感想や使ってみてよかったこと、逆にデメリットなどありましたら教えていただけたら幸いです。
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