失敗しない会社のロゴの作成方法をプロが解説

ロゴ

ロゴとはどういうもの?と聞かれた際に、明確に答えることができますか?
なんとなく「かっこいいもの、おしゃれなもの」こそが優れたロゴのように思いますが、本当にそうでしょうか?

ロゴを作る際に絶対押さえておきたいのが「明確で、他と区別が容易で、記憶できるデザイン」にすること。
世間で優秀なロゴとして存在感を示しているロゴは、いずれもこれらのポイントを押さえています。

ネットではロゴを無料で作れるジェネレーターがたくさんありますし、ココナラやクラウドワークスなどでは安くロゴを制作しているデザイナーがたくさんいます。
趣味で作るならこういったサービスを利用するのもいいですが、企業としてしっかりとしたロゴを作りたい場合、これらを利用するのが果たして正解なのでしょうか?

この記事では8年間デザイナーとして働いてきた筆者が、

  • そもそもロゴとはどういうものか?
  • 優れたロゴはどういうものか?
  • どうやってロゴを制作すればいいのか?
  • 会社のロゴの場合は商標登録が必要か?

など、これからロゴを制作したい企業の経営者の方、ご担当者の方向けにまとめてみました。
身近に頼れるデザイナーや広告代理店などがまだない場合、ぜひ参考にしてください。

そもそもロゴとはどんなもの?

ロゴはパーツごとに呼び名があります

ロゴは主に会社、団体、個人、家系などを象徴する意匠やマークなどを「シンボルマーク」、企業名やサービス、製品名を文字で表現した「ロゴタイプ」と呼び、それらの要素を組み合わせたものを「ロゴマーク」と呼びます。
この辺りは業界や人、制作会社によって言い方に多少ばらつきが見られます。

最近はロゴマークはなく、ロゴタイプだけをロゴとしているハイブランドも多く見かけます。
ロゴを制作する場合はいきなり作るのではなく、身の回りにあるロゴを観察してみようと意識することで新たな気づきを得ることができます。

一度制作した後も何度かリニューアルしているロゴも多い

一度制作したロゴは長く使用されることを意識しなければなりませんので、その時その時のトレンドに流されすぎないようにしたいものですが、身の回りにあるロゴの中には何度かリニューアルしているものも見かけます。

例えば、スターバックスなどは時代に合わせて何度かデザインが変わっています。

デザインが変わったロゴを観察し、どんな変化があるかを見ることで、今現在のロゴとしてふさわしいデザインはどのようなものか参考になります。
傾向としては、複雑なデザインだったロゴが、単純で洗練されたものにリデザインされる傾向があります。

ほんの最近では、自然派スキンケアブランド「shiro(シロ)」のロゴリニューアルが話題になりました。
それまでは儚げな印象の「shiro」というロゴでしたが、リニューアル後は太めのフォントで「SHIRO」というロゴに。
ブランドを知らない第三者から見れば新しいロゴも悪くないよう見えますが、それまでブランドを利用していたユーザーからの受けはいまいちだったようです。

優れたロゴとはどんなもの?

優れたロゴは「明確で、他と区別できて、記憶できる」

身の回りにあるロゴを見て「あれ?これって自分でもデザインできるんじゃない?」なんて思ったことはありませんか?
こんな簡単で単純なデザインなら、デザインができない自分でも作れてしまいそう、的な。

それで自分で手を動かして作ってみようとするとわかるのですが、ロゴを作るのって実はめちゃくちゃ難しいです。
というのも、優れたロゴというのは単なるマークにとどまらず、「明確で、他と区別できて、記憶できる」ものなんですよね。

では具体的にはどういったロゴが優れていると言えるのか。
わかりやすいのは物流サービスの会社「FedEx(フェデックス)」のロゴです。

ロゴは会社やサービスの象徴

世界的に有名なアメリカのグラフィックデザイナーのソール・バス氏はこのように言っています。

Logos are a graphic extension of the internal realities of a company.

How to Design a Logo | Design Shack」より引用

日本語にしてみると「ロゴは、一見シンプルに見て取れるが、その会社やその内部の象徴も表現してる」という感じ。

また中西元男さんは著書「コーポレート・アイデンティティ戦略」の中でこのように解説しています。

ロゴとは単なる企業のマークではありません。企業の思いを以心伝心で伝える資格コミュニケーションの最重要要素であり、社屋や名刺に用いられることはもちろん、企業の商品、サービスをはじめ、あらゆる企業活動で表示される中心的なシンボルです。

「コーポレート・アイデンティティ戦略」より引用

あなたの会社やサービスが信念を持っているのであれば、それにふさわしいロゴを作る必要があります。
適当に作ったロゴでは、せっかくの信念が台無しになってしまいます。

名刺や看板以外にも色んなところで使われることを想定する必要がある

ロゴは企業やサービスの顔として様々なところで使用されます。
そのため、通常はどのような場所でどうやって使われてイメージが統一されるよう、厳密に使用方法を定めたガイドラインが用意さます。

2007年頃にiPhoneが登場して以来、パソコンやスマートフォン、やタブレット端末が普及しマルチデバイス化が急速に進んだことから、画面の小さな端末でも問題なく認識できるようなロゴが求められるようになりました。

昔はセリフ体と呼ばれる、日本でいうと明朝体のようなヒゲのあるフォントを使用していたロゴがたくさんありました。
ですが、最近はセリフ体を使用していたハイブランドのロゴが、次々に新しいロゴにリニューアルされています。大抵の場合、このヒゲを無くしたサンセリフ体という、日本でいうとゴシック体のようなフォントにリデザインされているのを見ると、マルチデバイス化の影響を感じずにはいられません。

どうやってロゴを制作すればいいのか?

優秀なデザイナーが社内にいるのであれば問題ありませんが、普通はいませんよね。
そこで気になるのがロゴの制作方法。ざっと上げると以下のような方法があります。

  • ロゴジェネレーターを使って自作(オススメしません)
  • デザイン制作会社に依頼
  • 知人やツテを頼ってデザイナーに依頼
  • ココナラやクラウドワークス、ランサーズなどのクラウドソーシングなどで依頼
  • 広告代理店にまるっと依頼

潤沢な予算があれば広告代理店にまるっと依頼するのがいいですが、とにかくたくさんお金がかかります。
ではできるだけ低予算で高品質なロゴを手に入れるにはどうすればいいのかが知りたいところですよね。

商標登録をするべき?

勘違いする人も多いのですが、ロゴは著作権ではなく商標権で保護されます。商標権を得るためには商標登録をしなければなりませんし、費用がかかります。

商標登録を行うと、他者に不正利用されることを防止することができますし、他者が類似する商標でを使用することも防ぐことができます。

商標登録をしておこない怖さとしては、後から似たようなロゴを作った他者が先に商標登録をした場合、自社が先に作ったにも関わらずロゴを使用する権利を失ってしまう場合もあることです。
安心してロゴを使用するためには商標登録をすることを念頭におくべきです。
専門家に依頼しなくても自身で商標登録の手続きをすることも可能です。

まとめ

ロゴは会社の企業理念など大切なものを表現した大事な看板です。
安く済ませたいからと適当に制作するものではありません。

ぜひ最適なデザイナーを見つけていただき、会社としても堂々と掲げられるロゴを制作してください!

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